結婚は、仕事をして自分でお金を稼いで、一人前になったらするものというのが現代の慣例。
しかし、さまざまな理由から、大学生のうちにプロポーズをされたということもあるでしょう。
大学生でプロポーズをされたらどんな返事をしたらいいのか?
周りからの反応はどんな感じなのか?
普通の流れではないから、今後どうしたらいいか分からなくなってしまいがちです。
私も在学中、就職が決まるとほぼ同時にプロポーズされ、嬉しい反面周りにどう説明しようかと困惑した覚えがあります。
残念ですが、相手がどんな好人物であれ「大学生にプロポーズ」というのは世間的な印象がよくなく、基本的には両親に反対されます。
私の家は彼氏側の家族・私側の家族で何度も食事に行く仲でしたが、それでも反対されました。
しかし、ひとつひとつ将来のことをどうするか説明し、理解してもらうことで、完全に認めてはもらっていませんが賛成されている状態です笑
大学生でプロポーズされたらどうするべきか?
をお話していきたいと思います。
大学生でプロポーズする理由
従来の慣行に従わず、大学生のうちにプロポーズする理由はいくつかあります。
- 大学院生だから
- 就職の都合
- どっちかが社会人
- 好きすぎて待てない
大学生でプロポーズする理由としてはほとんどが上記になります。
それでは一つ一つ見ていきましょう!
大学院生だから
大学生のうちにプロポーズする理由でもっとも多く、かつ妥当性があります。
大学院生は学部生と違い、卒業の年が2年以上、長いと5年以上おそくなります。卒業が遅くなれば、それだけ社会人になるのも遅くなります。
博士課程まで進むと、場合によっては卒業と同時に30歳目前なんてことも。
そのため、在学中に婚約しておいて卒業と同時に結婚するというのは非常に理にかなっています。
大学生のうちのプロポーズと言っても、この場合は割と真面目な理由なので世間的にも反対する人は少ないでしょう。
お互いの就職の都合
学生同士が在学中から付き合っている場合、就職活動における「就職先はどこにするか?」が悩みの種だったりします。
お互いの地元が近かったり、二人とも通っていた大学がある地域で就職しようと考えている場合は問題ないのですが、
お互いの地元が離れていて、どっちかが地元で就職したいと考えた場合、確実に遠距離恋愛になってしまいます。
そこで、就職前に婚約or結婚してしまい、地元で一緒に探すパターン
どちらかが既に社会人
社会人男×大学生女に多いパターンです。
男性側が彼女よりも年上で、社会人として地位を築いている・結婚適齢期など、既に結婚するに値する条件を取り揃えていると、相手が在学中でも気にせずプロポーズをするということも。
好きすぎて待てない
お互いに好きすぎて、早く一緒に暮らしたいという思いから大学生のうちにプロポーズをしてしまうパターン
ほぼ100%の確率で周りから反対されます。
結婚生活に憧れが強いだけで、結婚費用はどうするか?などまで考えていない場合が多いです。
ちなみにブログ筆者は、「大学院生で結婚適齢期に突入してしまっている」と、「好き過ぎて社会人になるまで待てない」の融合型です笑
プロポーズを受けるかどうか考える
プロポーズをされたときに、即答でYesと言える場合もあれば、ちょっと早い…と考える場合もあると思います。
相手のことが好きでプロポーズを受けたい
私はこのパターンです。
お付き合いしていた彼氏は結婚相手にふさわしく、私もできるだけ早く結婚したいと考えていたので、断る理由もなくとりあえずオッケーをしました。
相手のことは好きだけどまだ早い
相手のことは好きだし、結婚したいと思ってる…
でも、就職して仕事もあるし友達との遊びも楽しみたいから結婚はもう少し先にしたい
こんな場合は、相手に待ってもらいましょう。
プロポーズの気持ちだけは受け取り、結婚自体はもう少し先にしてほしいということと、これからも仲良く付き合っていこうということを伝えておしまいです。
本当に好きなら、もう一度仕切り直しをしてくれるはずです。
そんな男とは結婚しないほうが身のためよ
恋愛と結婚は分けて考えたい
大学生くらいですと、恋愛は恋愛、結婚は結婚と、分けて考えている場合もあるかと思います。
付き合うだけならいいけど、結婚は考えていない
社会に出たら違う環境で結婚にふさわしいパートナーを探したい
こんな場合は、断るほかありません。
プロポーズを断ることで付き合いも終わる可能性が高いですが、人生の大事なことなので、自分の気持ちを優先するようにしてください。
断るつもり、もう断った、という方はこの先の話はあまり関係ありません。
プロポーズを受けるときに考えたいこと
プロポーズを受ける場合、相手が本当に自分にふさわしいかどうかもう一度じっくり考える必要があります。
結婚相手としてふさわしいか?
ポイント⇒学生のノリと結婚生活は違う
本当に結婚相手としてふさわしいか、色眼鏡なしで客観的に考えましょう。
学生で人気な人・社会人で人気な人・結婚相手として人気な人、それぞれ環境が変わると異性に求めるべきところも変わってきます。
学生で人気な人
- クラスの人気者
- かわいいorかっこいい
- ノリがイイ
学生時代は、面白くて顔が良くて…と、明るくて元気、どちらかというと少しやんちゃな人がモテますね。
結婚相手にふさわしい人
- 家庭を優先してくれる
- 散財家じゃない
- 仕事や家事はちゃんとやる
結婚相手になると、家庭的で家事や子育てを一緒にやってくれる。ちゃんと働いてくれるなどの項目が重要になってきます。
社会や家庭に学生時代のノリは通用しません。
学生時代はフットワークが軽くて友達と色んな所に行くような明るい人が人気ですが、結婚してからも家庭を顧みず友達と遊んでばっかり…なんてことになったら大変です。
また、相手が年上の場合、大学生から見ると社会人はとっても大人に見えますが、同じ社会人として相手を見たとき、まともか?常識はあるか?ということも考えたほうがイイですね。
高校生の時に付き合った大学生は大人っぽく見えたけど、自分が大学生になったら「高校生に手出すなんてやべーなあいつ…」と目が覚める現象
とりあえず、学生の基準ではなく社会人や大人の基準で、相手が本当に結婚相手としてふさわしいかもう一度考えてみましょう。
お金はどうするのか
結婚するためには莫大な資金が必要です。
お互い学生の場合は、結婚資金をどうやって用意するか考えなくてはなりません。
とりあえず在学中は婚約をして、社会人になったら結婚するという場合でも、今後二人でどのくらい貯金をしていくか考えなくてはなりません。
仕事はどうするのか
ポイント⇒ 最低でも3年くらいは社会人経験をしたほうがイイ
在学中に婚約or結婚をすると、特に女性は男性側から「働かなくていい・家庭に入って欲しい」と言われるかもしれません。
ですが、最低でも3年くらいは社会人の経験をしたほうがイイというのが現実です。
これは、せっかく大学まで出たんだから働きなさい、という意味ではありません。私はそんな綺麗ごとを言える性格ではないので…
ではなぜ3年は働かないといけないのか?
1度も社会人経験がないと、30代や40代になったときに就職することがとんでもなく難しくなるからです。
今は専業主婦でやっていけても20年後も主婦ができるという確証はありません。
また、社会の厳しさを知ることで、結婚生活や子育てにも必ず役立つときがくるでしょう。
なので、経験として最低でも3年くらいは働くことをオススメ
また、今は共働き家庭が増えているので、男性だけが仕事を頑張るということはありません。
若い時から結婚すると、とにかくお金が足りないので二人で力を合わせて稼いでいかなくてはなりません。
なので、どのように働いていくかも重要なポイントです。
周りの反応はどうなる?
周りの反応ですが、私は祖母だけには「さっさと結婚しちゃいなさい」と言われ、他の親族からは全員に反対されました。
反対された理由としては
⇒まだ自分でお金を稼いでない
⇒大学生で婚約なんて学生のノリだ
これに尽きます。
基本的に「自立もしてないのに婚約なんてダメでしょ!」という感じでした笑
お互いの両親も交流があり、交際に関しては大賛成ででしたが、この反応です。
大人からすると、そんなに好きならお互いが自立するまで待ちなさい、2.3年も待てないようなら結婚生活もうまくいかない、と思うみたいですね。
大学生のうちの婚約・結婚は基本的に反対されると思っていて間違いないでしょう。
周りに納得してもらうには?
周りに納得してもらうには、結婚プランを二人で考え、合理的な説明をしていくしかありません。
特に大人たちが気になっているのは以下のポイントです
- お金の問題
- 仕事の問題
- 2人の気が変わらないか
現実問題、結婚生活はお金がとっても大事です。
本人たちは愛があれば十分かもしれませんが、親が自分の子供に貧乏な思いをさせたくないのは当然です。
なので、そのあたりをどうする予定なのかきちんと説明することで、納得してもらえる可能性が高くなります。
また、社会に出ると環境が変わるので、お互い他に好きな人ができるんじゃないか?という懸念もあります。
学生で結婚したのに、またすぐ離婚なんてたまったもんじゃありません。
なので、お互いがどれくらい大事に思っているか、これ以上の人はいないということをアピールする必要があります。
私の場合
最後に私の話を少し。
私は大学生でプロポーズされましたが、今は将来のお金のことや仕事のことがまだはっきりしていないので、正式には婚約もしていません。
ただ私がプロポーズをされて返事をしたという謎の状況です…笑
以前は結婚なんて役所に書類出すだけっしょ~と甘い考えだったので、もっと真剣に考えるいいチャンスなのかなと思っています。
家はどうするのか?お金は?仕事は?
よくよく考えてみると、まだ足りないところだらけで、ちょっと突っ走っちゃったな…と二人とも反省しているくらいです。
自分たちの間では婚約したも同然だと考えていますが、結婚は2人だけのことではないので、余計なことは言わず今まで通り普通のお付き合いをしています。
とりあえず一つ言えることは、大人の言うことは真面目に聞いておいたほうがイイ!
当事者は盛り上がって周りが見えなくなりがちですが、人生を2倍も3倍も経験している大人が言っていることは90%正しいです。
なので、プロポーズはもちろん嬉しいと思いますが、しっかりと大人の言うことも聞いて、今後どうするのかを話し合ってください。