昔からジブリの『千と千尋の神隠し』が大好きで、一回くらい旅館で働いてみたいと思っていたんですよね。
ということで、大学卒業までの3か月間仲居のバイトをはじめてみました!
よく、旅館のバイトはきついからやめたほうがイイという声も耳にしますが、働いてみて分かった旅館バイトの本音のところを話していきたいと思います。
旅館で働こうか悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください(*´▽`*)
目次
仲居をやって身に付いたこと
着付けができるようになる
旅館の仲居、配膳係の制服は基本的に着物。アルバイトでも着物を着ることができます。
仲居のバイトを始めてから着物の着付けができるようになりました!
慣れれば冗談抜きで、10分くらいで着付けができるようになります。
しかも、着物を着ていると自然と動きに品が出て女性らしくなるんですよね。
日本女性ともなるもの、着物の着付けがささっとできたら素敵です。
世の中お金を払って着付け教室に通っている人がいると考えると、お金をもらってさらに着付けの勉強までできちゃうのはラッキーだなぁと感じます。
和食に詳しくなる
お料理の配膳の位置は全て決まっています
魚の頭の向きは左、料理は立体感が出るように小鉢が上の方…などなど配膳にもルールがあり、日本古来の食事マナーを色々覚えました(´-‘).。oO
和食だけでなく、客室に入るときの上座下座を意識した動きや、正しい膝のつきかたなどが自然と身につきます。
日常生活で披露する機会はあまりありませんが、知っているといざというときに役立ちますし、かっこいいですよね。
コミュ障でも会話上手に
仲居はお客様の相手をするがっつりな接客業ですが、案外会話が苦手なコミュ障でも務まります(会話上手ならもちろん良し)
旅館に来るようなお客様は年齢層が比較的高く、落ち着いていているため、普段は会話するのが少し苦手だなぁ~という人でもなんとかなったりします。
私はコミュ症なのですが、別の接客系バイトをやっているときは死ぬほど憂鬱でしたが、旅館は客層もよくてじぶんでもびっくりするくらいしっかりと話すことができます笑
何か話すとしても、旅館付近の観光地の話題、風景・料理の話がほとんどなので、慣れてしまえば会話の内容で詰まることもありません。
仲居のバイトをやってココが良かった!
まかないとお風呂がついてくる
貧乏学生にはめちゃくちゃありがたいですコレ
賄いありは旅館アルバイトの醍醐味と言えるでしょう
しかも、ファーストフード店の賄いと違い、米、味噌汁、おかず一品が出てきて栄養バランスがいい
朝から夜まで勤務し、昼ごはんと夜ごはんを旅館のまかないで済ませることも可能です笑
また、旅館によってはお風呂にも入れたりするので、水道代ガス代の節約になります!
お姉さん扱いしてもらえる
みなさん知っていましたか?
旅館内では仲居のことは基本的に〇〇姉さん呼び、なんですよ
お姉さん…?という年齢の女性でも姉さん呼びで統一されています。
旅館内のトップは旅館のイメージや評判に大きく影響する食事を作る親方ですが、花形職は仲居
旅館内の従業員からは大事にされ、お客様からも割とちやほやされるので気分よく働くことができます笑
不純な動機ですかね?
でも、こんな理由でも、しっかりと働けるなら全然ありだと思います笑
たまにお心づけ(チップ)がもらえる
日本にもチップ文化があるんですね~
たまにお客様からお心付けを頂くことがあります
今時、心付けをくれる人はあまりいませんが、それでも2000円とか3000円とかをたまにもらえることがあります。
どちらかといえば余裕のあるお客様が多い高級な旅館のほうがもらえる確率は高くなるんじゃないでしょうか?
臨時でお小遣いが入ると、「よっしゃあぁ、もっと頑張ろう!」というモチベーションUPにもつながりますよね
長時間肉体労働なので、仕事終わったらアイスでも買おうかな♪家でゆっくり食べよう♪と妄想する時間が至福です((´∀`*))
大変だったこと
意外と肉体労働
仲居の仕事はお客様の部屋に食事を運ぶことと、お皿を下げることがほとんどメインです。
仲居というとお客さまとお話して「オホホ、さようですわ」とか言っているイメージでしたが(これは舞妓か?)、意外と肉体労働がメインなんですよね…
5.6キロはある食事が乗ったお盆を部屋まで持っていき、配膳し、お客様が食べ終わったら下げに行く
他のこまごまとした雑務もたくさんありますが、基本的にはこれの繰り返しになります。
腕や腰、結構疲れます
ただ、遊びに来ているお客様でクレームをつけてくる人というのはまずいないので、肉体的には少々大変でも、精神的な辛さがほとんどないのが救いです。
厳しい先輩姉さんがいるかもしれない
旅館は大昔から何百年と続く古い業界。
そのためか、変に職人気質が残っている旅館も多いです。
礼儀やマナーになにかと厳しい先輩がいることも…
旅館業界では”仕事のマニュアル完備”なんてところは少ないので、仕事はお姉さんに教えてもらいながら自分でも見て覚えなくてはなりません。
最近では、旅館業界はどこも人手不足なので、新人にも仕事は丁寧に教えて引き継いでもらおうという流れになっているようですが…お姉さんが怖かったり、まともに教えてくれないと仕事がめちゃくちゃハードモードになります。
拘束時間なげええぇ
お客様に合わせた仕事なので朝が早く、拘束時間が長い!
朝は7時から朝食準備が始まり、夜は10時過ぎまで片付けがあります。
アルバイトであれば、サビ残しろなんて酷なことは言われないと思いますが、周りの同僚が長時間シフトに入っているのを見ると「私ももうちょっと貢献したほうがイイかな?」と周りに合わせて勤務時間が長くなりがちに…
また、中抜きシフトと言って、昼に仲居の仕事がない旅館は、朝か夜のシフトにしか入ることができません。
そして、朝と夜両方入ると、10時間勤務になるときもざらにあります(労働基準法はどこへ?笑)
逆に、たくさん稼ぎたいという人にはいいかもしれません。
お酒の席では忍耐力も必要
男性団体客の部屋に配膳に行くと、 現代社会ではギリギリセクハラな質問をされることがある!
お酒が入っているとなおさら、
「彼氏いるの?」
「いつから働いてるの?」
「休日何してるの?」などなど…
いや、そこまで突っ込んだプライベートな質問をするなよっという会話に発展することもしばしばあります。
私は神経が図太い女なので、むしろちょっとでも媚びを売ってチップでももらえたらラッキーと思っていて、できるだけ話を合わせてチップをせしめようとしますが、酔っ払いの相手が嫌いという人にはストレスかもしれません。
仲居バイトは千と千尋の世界そのものだった
最初は「千と千尋の神隠し」の世界観にあこがれて飛び込んだ旅館業界ですが、普通に楽しく働いていますよ~(*´▽`*)
仕事をしていて、同僚が「これは番頭の仕事だからやんなくていいよ」とか、「そろそろご飯でも食べる?持ってくるよ~」とか聞くと、千と千尋の神隠しで聞いたことあるようなセリフだな…と感じます笑
完全にあれそのもの!とはいきませんが、実際に働いてみると、割とこの映画って旅館業もすごく忠実に再現されているんだなぁ~と感心してしまいました。
旅館のバイト、大変なこともありますが、着付けはできるようになるし、まかないは出るし、お風呂も入れるし、私はやって良かったと思っています。
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